加藤登紀子さんのコンサート

山口佳子です。

去る2月11日「加藤登紀子コンサート2022花物語」に出演致しました。

今回はちょっとしたご縁が繋がって、地元のアーティストとのコラボレーションをと言う事で、八王子出身(在住)の私が参加させて頂きました。

私はオープニングアクトとして、田中健さんのピアノ伴奏で「オ・ソーレ・ミーオ」と、オペラ「ファウスト」から”宝石の歌”の二曲を歌いました。

その後、加藤登紀子さんがご登場され、宮沢和史さんとのコラボレーションで「島唄」も、また宮沢さんのソロ、そして一部の最後にピアニストのホキ徳田さんが特別ゲストでいらっしゃり、名曲「知床旅情」を歌われました。

二部に入り、中盤。なんとあのヒット曲「百万本のバラ」を加藤さんとご一緒させて頂きました。「どんな歌にも歴史があって」と加藤さんが仰っていましたが「百万本のバラ」も元々はラトビアで生まれた「子守歌」のような歌謡曲、それがロシア語でカヴァーされる時にジョージアの画家の逸話をもとに新しく歌詞が書かれ、それを加藤さんが日本語にして歌われた、と言う事だそうです。今回はそのラトビア語の原曲から始まり、加藤さんの美しい朗読を挟んで「百万本のバラ」に繋がるという素敵なアレンジメント。数年前に400人の合唱とオーケストラで演奏するために作られた編曲を、私が400人分の合唱部分を受け持って(!)歌うと言う事でした(汗)。マイクで歌うと言う事に全く慣れていないもので、四苦八苦しましたが、加藤さんはじめバンドのメンバーの皆様に助けて頂きながら、なんとか歌い切りました。

テレビや様々なメディアで、若い頃から見ていたアーティストの方々と、同じステージに立ち、楽屋に挨拶に伺い、間近でその演奏に触れ、演奏が終わって袖に戻られるのを拍手をしつつ待ち受ける。。なんで自分がここにいるのかよく分からない、何とも不思議な感覚でした。加藤さん、宮沢さんのステージはやはり素晴らしく、演奏の間になさるトークも含め、お客様の心をグッと引き付ける、そのカリスマ性というか、、そういうものを目の当りにして深く感動いたしました。

私はクラシックの演奏家で、作品を自分で創り出すと言う事は殆どありません。例えばコンサートのプログラムを立てるとき、今この曲を選びたいとか、この曲はこの環境には難しいとか、そこに選択の意思を持つことはありますが、基本的には100年も前に書かれた楽譜や残された文献をもとに、創作者が何を考え何を伝えたかったか、その時代には何があったのか、それを探り、想像して自分の体を通して、お客様にこれがこの作品の面白さだと思います、と伝えるようなお仕事だと思います。

加藤さんも、宮沢さんも、今に生き、世界にはどんな音楽があるのかを、自らの足で探しに行き、自らの言葉と音楽を使って作品を生み出し、今のこの世の中に音楽で何ができるのか、それを常に考え発信している、やはり現代を生きる、これこそがアーティストなのだ、その強さというか。やはりそこに大きな感銘を受け、改めて尊敬の念を新たにした、そんな一日でした。

何かを生み出せる人、それを自ら伝える事が出来る人、やはりそれは選ばれし人なのだと思いました。

人生の宝物のような一日を頂きました。縁を繋いでくださった八王子東京パイロットクラブの皆様、お世話になりました関係者の皆様、ご一緒してくださった出演者の皆様、スタッフの皆様、そしてこのコロナ禍にあり、ご来場くださいましたお客様、全ての皆様に心よりの感謝を申し上げます。

コンサートの様子は加藤登紀子さんのホームページにも載っておりますので、是非こちらも。

精力的な演奏活動、執筆活動、YouTubeでの「土の日ライブ」など、本当に素晴らしい活動をなさっていらっしゃいますので、沢山の方に知っていただきたいです。

さて、私の次の出演は3月21日「立川市民オペラ2022スペシャルガラコンサート」です。少し時間が空きますが、毎日の息子のお弁当のメニューに頭を悩ませつつ、生徒さんのレッスンをしつつ、レッスンにも通いつつ、その先、またその先の公演に向けての準備を、コツコツとしながら過ごしていこうと思います。

読んで頂きありがとうございました!

オープニングにソロを歌っているところを
撮って頂きました。撮影は八王子在住、金澤亮さんです。

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